オウンドメディアでマネタイズする方法を解説|手順や注意点は?

オウンドメディアを構築する際、成功するためのポイントを押さえていなければ、結果はまず出せません。

予想よりも工数がかかり、黒字化に至るまで相応の努力と時間が必要だからです。

しかし、オウンドメディアがビジネスは適切な戦略を組み正しく運用すれば、そのポテンシャルは無限大と言えるでしょう。

では具体的に、どのようなケースでオウンドメディアは成功するのでしょうか? 

逆に、失敗しやすいケースはどのような場合なのでしょうか?

本記事では、オウンドメディアでマネタイズする方法と手順について解説していきます。

成功するためのポイントや注意点も説明するので、これからオウンドメディアを始める方やすでにされている方にとって、有益な情報となります。

ぜひ、最後までご一読ください。

オウンドメディアにおけるマネタイズとは?

オウンドメディアとは企業の自社サイトを指し、パンフレットやホームページなどもこのカテゴリーに含まれます。

特にWebマーケティングにおけるオウンドメディアとは、自社で運営しているブログのことです。

ブログというとアフィリエイターや個人ブロガーを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、大きく異なるのは発信している内容の正確性や公平性を重視している点です。

間違った情報や信ぴょう性のない情報を掲載してしまうと、企業ブランドに傷を付ける恐れがあります。

このオウンドメディアを適切に構築し運用できれば、検索エンジンから顧客を自動的に集客し、販売できるようになります。

つまり、継続的に価値を生み出す、非常に資産性の高いマーケティングツールとなるわけです。

商品やサービスの販売、広告収入、アフィリエイトなど、様々な方法でマネタイズができるようになります。

オウンドメディアでマネタイズする方法

オウンドメディアでマネタイズするには、以下の方法が一般的です。

  • 自社商品の販売・集客
  • 他社商品の販売・集客
  • Googleアドセンス広告

それぞれ見ていきましょう。

自社商品の販売・集客

オウンドメディアを活用する1つの手段として、自社の商品やサービスを販売する方法があります。オンライン上で販売できない場合でも、以下の方法で顧客のリード獲得が可能です。

  • 問い合わせ
  • 無料相談の受付
  • 資料・ホワイトペーパー請求
  • セミナー参加

売上が直接自社のものになるため、今回のマネタイズの方法で最も利益率が高いです。

他社商品の販売・集客

オウンドメディアを通じて、他社の商品やサービスを販売する場合もあります。

アフィリエイトと呼ばれる手法で、他社の商品をおすすめし、その売上の一部を報酬として受け取れることが可能です。

自社の商品やサービスを販売する場合より利益率は低いものの、販売後の対応は基本的にする必要がないため、販売に専念できます。

Googleアドセンス広告

Googleアドセンス広告はGoogleが提供する広告サービスです。

指定のタグを貼るだけで、自社のオウンドメディアに訪れる読者にマッチした広告が表示されます。

読者がその広告をクリックするだけで、1クリックあたり20円~30円の収益が発生します。

商品やサービスを販売しなくても収益が得られますが、単価が低いためたくさん稼ぐにはアクセスを多く集めなければなりません。

そのため、軌道に乗るまでのハードルが高いでしょう。今回のマネタイズの方法の中で、利益率も最も低い方法となります。

山ちゃん

3つのマネタイズ方法の中で自社商品がおすすめとご紹介しましたが、自社商品を上手くつくれないと思っている方が多いでしょう。商品設計の相談は株式会社ライター組合で相談できます。

オウンドメディアでマネタイズを成功させるためのポイント4つ

オウンドメディアでマネタイズするには、以下のポイントを押さえる必要があります。

  • 公式サイトのサブディレクトリ配下を利用する
  • 営業や集客の方法の1つとして捉える
  • 自社の強みを活かせるテーマを考える
  • アクセス数を狙わない

それぞれ見ていきましょう。

公式サイトのサブディレクトリ配下を利用する

オウンドメディアを構築する際、企業の公式サイトのサブディレクトリ配下に作成することが重要です。

その理由は、現在のSEO(検索エンジン最適化)の手法で、ドメインパワーが大きく影響するためです。ドメインパワーとは、簡単に言えば、Googleなどの検索エンジンからの信頼度を数値化したものとなります。

新規ドメインでオウンドメディアを構築すると、そのドメインパワーを一から上げるには時間が必要となります。その結果、狙ったキーワード(KW)での検索結果の上位表示は容易ではありません。

しかし、以下のように公式サイトのサブディレクトリ配下にオウンドメディアを構築すると、そのサブディレクトリは公式サイトのドメインパワーを引き継げます。

公式サイト:https://XXX.co.jp/
サブディレクトリ:https://XXX.co.jp/blog

サブディレクトリ配下のサイトは、検索エンジンから見て本ドメインと同一のサイトと認識されます。そのため、公式サイトの評価が高ければ、それがサブディレクトリサイトにも影響し、評価が高まります。

この結果、SEOによる上位表示が期待でき、オウンドメディアの構築による効果を最大化できるようになるわけです。

山ちゃん

最近ではサブディレクトリサイトを構築するのが主流となっているため、成功させるための重要な条件となります。

営業や集客の方法の1つとして捉える

オウンドメディアの構築は営業や集客の方法の1つに過ぎず、目的にしてはいけません。

オウンドメディアでマネタイズするには、基本的に半年から1年以上の時間とお金がかかります。即効性がないうえ、方法を間違えると1年以上かけても収益化できません。

そのため、ほかの集客や営業方法も合わせて検討する必要があります。テレアポや広告出稿、紹介促進、キャンペーン実施など、他に利用できる手法を一緒に考えることが重要です。

「オウンドメディアをつくらずに売上を上げるには?」とまず検討し、その上でオウンドメディアが必要な場合、その構築に取り組むというアプローチがおすすめとなります。

自社の強みを活かせるテーマを考える

Googleからの信頼度が高いサイトの方が上位表示されやすいとお伝えしました。

高品質なコンテンツを作成するには「E-A-T」という指標を満たすことが重要です。「E-A-T」は以下の要素を指します。

  • 「Expertise(専門性)」
  • 「Authoritativeness(権威性)」
  • 「Trustworthiness(信頼性)」
  • 「Experience(経験)」

2022年12月にGoogleは新しい検索品質評価ガイドラインに「Experience(経験)」を追加しました。

情報を提供する人がその分野について、十分な知識や経験を持っているかを評価する指標です。

そのため、自社の強みのあるテーマでオウンドメディアを構築した方が成功する確率が高くなります。

強みのない分野でオウンドメディアを構築してもGoogleが評価しないため、上位表示を期待できません。

今後もこの傾向は強まると予想されていますので、長期的にオウンドメディアを通じた収益化を目指す場合は、自社の強みを活かした分野で競争することが重要となります。

公式サイトとの親和性も考慮に入れつつ、適切なテーマを選んでいきましょう。

山ちゃん

市場があり、自社に強みのあるテーマを選ぶことが大切です。

アクセス数を狙わない

企業がオウンドメディアを運営する際、アクセス数の増加を最重要の目標に設定するのは適切ではありません。

理由はシンプルで、多くのアクセスがあってもそれが直接的な売り上げにつながるとは限らないからです。

オウンドメディアのテーマによっては、狙えるアクセス数は一定の範囲に制限されます。そのため、月に何百万PV(ページビュー)を得るような大規模なメディアでなくとも、十分に収益化は可能です。

重要なのは、自社が狙っているターゲット層を集客できるかどうかです。ターゲット層にマッチした情報を提供し、彼らのニーズに応えることができれば、収益化は十分に達成できます。

そのため、アクセス数を追求するのではなく、質の高いアクセス、すなわち自社の商品やサービスに興味を持ち、購入につながる可能性の高い人々を集客することを目指しましょう。

オウンドメディアでマネタイズする際の注意点

オウンドメディアで収益化するには、以下の注意点に気をつけましょう。

  • 先にサイト設計を実施する
  • SEOの基礎を勉強する
  • 片手間にやっても成功しない
  • SEOや制作会社の選び方に気をつける
  • 短期的に黒字化できない

先にサイト設計を実施する

オウンドメディアで収益化を目指す場合、その設計をまとめてから記事を書く必要があります。設計なしに漠然と記事をアップしていても、結果はまず出ません。

まず、ターゲットとなるユーザーが検索しそうなキーワード(KW)を洗い出す必要があります。そして、それらの中から検索ボリュームの大きいKWをピックアップします。

次に、ライバルサイトと比較して競争力のあるキーワードを選び、記事を作成していく流れです。

このとき、自社のドメインパワーと他社のドメインパワーを比較し、有利と考えられるKWから記事を書いていくと、コストパフォーマンスが高いです。

1つ1つの作業は手間がかかりますが、着実に進めていけば、問い合わせの質を高められますし、方向性もブレないため、結果につながりやすくなります。

SEOの基礎を勉強する

オウンドメディアを運営する際、SEOの知識は必須です。専門家やスタッフにすべてを任せてしまうのではなく、自身でも基本的な概念や最新のトレンドを把握しましょう。

SEOや制作会社の担当者と対等な立場で会話ができるくらいの理解は求められます。

その結果として、具体的な要望を伝えたり、提案される施策の意義を理解したりすることが可能です。

また、SEOに関する情報は日々変わってきており、検索エンジンのアルゴリズムも頻繁に更新されるため、タイムリーに情報を追いかける必要もあります。

情報収集の方法としては、SEOに関する書籍の読解やサイトのチェック、専門家によるセミナーへの参加などがあります。

しかし、ベストは初期段階だけでも実務経験を積むことです。理論だけでなく、実務的な経験も身に付けましょう。

片手間にやっても成功しない

オウンドメディアの立ち上げは、片手間にやる程度ではまず成功しません。

専任の担当者を配置することが必要であり、責任者自身も長期にわたりリソースを確保することが重要です。

特にSEOや制作に関するノウハウを持っていない企業では、専門家や制作会社に実行支援を依頼することを検討しましょう。

オウンドメディアの運営は時間と費用が思ったよりもかかるため、新たな事業の立ち上げと同義と考えるべきです。

事前に適切な準備と覚悟をもって取り組むことが、成功への道を切り開くことにつながります。

SEOや制作会社の選び方に気をつける

オウンドメディアを構築する際に、SEOや制作会社の選び方は非常に重要です。

その会社の実績は確認するべきですが、以下の特徴を持つ会社は慎重になるべきです。

  • オウンドメディアの構築が必ず必要だと断言する:オウンドメディアは有効な手段ですが、全ての企業において最適とは限りません。広告運用やYouTube、SNSの活用の方が早く成果が出る場合もあります。
  • 提案に対する納得感がない:自社のビジネスモデルや目的に対して納得感のない提案がなされる場合、コミュニケーションのコストが高くなるリスクがあります。その結果、後々の業務運営においてストレスを感じるでしょう。

上記のような事例を避けるためには、自社の要望やビジネスモデルを伝え、提案内容をしっかりと確認しましょう。

信頼できる第三者の意見も参考にするのもおすすめです。

短期的に黒字化できない

オウンドメディアの運営を考える際、その成果がすぐに出るという過大な期待は避けるべきです。事実として、オウンドメディアが収益化に至るまでには一定の時間が必要です。

オウンドメディアの構築から収益が発生するまで、最短でも半年から1年はかかります。この期間はオウンドメディアのコンテンツを作成し、それが検索エンジンによって評価され、さらに読者に対して価値を提供する期間です。

既存のメディアがある場合でも、新たな試みや変更を加えてその成果が出るまでには、同じくらいの期間がかかる場合があります。

オウンドメディアの運営を始める際には、短期的な黒字化を追求するのではなく、長期的な視点で収益化することが重要です。

オウンドメディアでマネタイズする手順について

オウンドメディアでマネタイズするためのポイントや注意点を踏まえて、以下の手順で構築を進めていきましょう。

  1. サイトのコンセプトを考える
  2. ターゲットを考える
  3. サイト設計を構築する
  4. 記事を執筆する
  5. 数値観測を行う

それぞれの手順の詳細は以下の通りです。

1.サイトのコンセプトを考える

オウンドメディアを運営する上で最初に決定するべきは、そのサイトのコンセプトです。コンセプトとは、サイトのテーマやその対象となる読者のことを指します。

まずは自社のターゲット層を明確にしましょう。それは企業向けなのか、それとも個人消費者向けなのか、それによってコンテンツやアプローチの方法が大きく変わります。

自社商品を販売した方が利益率は高いですが、集客のためのリード獲得や他社商品の販売などの手段を用いることも可能です。

しかし、どの手段を選ぶにせよ、オウンドメディアの目的を明確にする必要があります。

サイトの目的が明確であればあるほど、それに向けた戦略を練ることが容易になり、最終的な成果も大きくなります。

サイトの目的を定め、それに基づいたコンセプトを設定することで、オウンドメディアの運営は始まるのです。

2.ターゲットを考える

サイトのコンセプトを定めたら次に考えるべきは、ターゲット、つまり対象となる読者層です。

マーケティングではこのターゲットをペルソナと呼び、具体的な顧客像を設定します。

ペルソナ設定においては、住んでいる地域や年齢層、趣味といった属性を細かく定義することもありますが、必ずしもそれほど詳細に設定する必要はありません。

サイトのテーマやコンテンツに関連する知識がどの程度あるか、といった情報が重要だからです。

たとえば、予備校の集客メディアであれば、以下のようにペルソナを設定することができます。

  • 現在高校3年生で大学受験のために4月から予備校に通う予定
  • 進学校に通っていて、テスト勉強は自宅で済ませていた
  • 予備校の必要性を感じなかったが、受験に合わせて通うことにした
  • 親に「行きたい予備校があれば教えて」と言われて調査中
  • 受験勉強に集中したいので、友達と一緒に行くことは考えていない

ターゲット層はあまり絞り過ぎないのがポイントです。細かく設定し過ぎると、対象が少なくなってしまいます。

3.サイト設計を構築する

サイトのコンセプトとターゲットが決定したら、次に進むべきステップはサイト設計です。

まずは目指すキーワード(KW)の基となる1語目を設定します。そのキーワードをベースにしたサジェストKWをラッコキーワードなどのツールを使って一括で取得可能です。

たとえば、予備校の集客メディアを運営する場合、1語目のキーワードは「予備校」とします。ラッコキーワードに「予備校」を入力してサジェストキーワードを取得しましょう。

取得したキーワードは「全キーワードコピー(重複除去)」機能を使用するか、CSV形式でダウンロードしてください。

▼ラッコキーワード

エクセルやGoogleスプレッドシートに取得したサジェストキーワードをまとめます。その際、不要なキーワードは削除し、同じ検索意図を持つキーワードは一つにまとめます。

最後に、狙ったKWで検索した際に上位に表示されるライバルサイトと自社サイトのドメインパワーを比較。ドメインパワーを調査するには、Ahrefs(エイチレフス)というツールが便利です。

調べていくと、自社が競合他社に比べて有利なKWを見つけ出せます。

このように、サイト設計を進めることで、効率的かつ効果的なコンテンツ作成とSEO対策を実施できるようになります。

4.記事を執筆する

サイト設計が完成したら、いよいよ記事の執筆に取りかかります。サイト設計図を元に、「収益性が高く、ライバルサイトが弱い」KWを優先的にピックアップし、記事を作成していきます。

オウンドメディアの立ち上げ初期では、週に3本程度の記事を投稿することを推奨します。記事の執筆は数人のライターで分担すると効率が良いでしょう。

運営体制としては、社内と外部組織で半々くらいの構成が理想的です。社内スタッフが必要なノウハウを習得し、将来的には記事作成を内製化もできます。

一方、外部のライターやコンテンツ制作会社に完全委託する方法もあります。自社にノウハウをストックできませんが、スピード感よくオウンドメディアを構築できるでしょう。

5.数値観測を行う

記事をアップしたら、Googleがその記事をインデックスし、順位を付けているかを確認する必要があります。

これらの確認作業には、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを活用しましょう。アクセス数はGoogleアナリティクスで確認し、順位についてはGoogleサーチコンソールで確認可能です。

記事数が増えてくると、上位表示できるキーワードがいくつか現れます。その時点で、どのような記事が評価されているのかを分析し、その知見をもとにサイトをさらに成長させていきます。

オウンドメディアにデータが蓄積されると、ユーザーの行動パターンや人気の記事、キーワードの傾向などが分かります。

これらの情報は、サイトの改善や新たなコンテンツ作成の参考になります。

まとめ:オウンドメディアのマネタイズ化は戦略が命

このように、オウンドメディアのマネタイズ化には、適切な戦略と取り組みが必要です。

オウンドメディアの構築は手段であって目的ではありません。あくまで販売や集客するための手段の1つに過ぎません。

株式会社ライター組合では、成約や問い合わせから逆算した設計を得意としております。

本記事でオウンドメディアの構築方法をご紹介しましたが、企業様の予算や要望に合った方法を提案しています。

「何となくオウンドメディアをつくりたい」と思っているくらいの温度感でも問題ありません!専門性の高いライターが何名も在籍しているため、記事制作まで対応可能です。

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